第26回石井十次賞贈呈式に続き、35回目となる石井十次生誕記念式典を開催。式典では町内の小中高校生3人が、石井十次への思いを作文にまとめて発表。また、十次の精神や生き方を高鍋町の子どもたちに継承してもらおうと設けた石井十次なわのおび賞の第2回贈呈もおこないました。
高鍋西小学校5年の千手愛佳さんは、将来、獣医になりたいが途中で挫折しそうになったら孤児のために生涯を捧げた十次のことを思い出し、夢をかなえたいと発表。高鍋西中学1年の樫原隆人さんは、十次にならい人の役に立てることはないかと考えながらいつも生活しているとし、将来は保育士になって十次のような人の役に立てる人間になりたいと決意を述べました。
意見発表の最後に登壇した高鍋高等高校2年の竹尾古都里さんは、今も世界では飢餓に苦しむ人がいかに多いかを知り、十次が生きた当時の日本に思いを馳せ、高鍋で自分ができることを精一杯やっていきたいと締めくくりました。