「石井十次賞」贈呈式に続き、「石井十次生誕記念式典」を高鍋町中央公民館ホールで開催しました。34回目を迎えた式典では町内の小中高校生3人が、石井十次への思いなどを作文にまとめて発表。また、石井十次顕彰会が十次の精神や生き方を高鍋町の子どもたちに継承してもらおうと新たに設けた「石井十次なわのおび賞」の第1回贈呈もおこないました。
高鍋西小学校5年の岩田奈々さんは、十次のことを学ぶなかで、思いやりの心と人のために何かすることの大切さを知り、世界に十次のような人物がいることを伝えたいと発表。高鍋東中学2年の友永策大さんは、十次は自分の歩むべき道をしっかり決め、目標を達成する強い意志を持っていたとした上で、大人になったら人のため、自分のために頑張れる人になりたいと決意を述べました。
意見発表の最後に登壇した高鍋農業高校3年の河野龍摩さんは、現実と向き合い、強い意志を持って自分にできることに踏み出す一方、いつでも「人の役に立ちたい」という気持ちを持ち、困っている人に手を差し出す明るく穏やかな自分でいたいと締めくくりました。